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魅力発見!癒しの”オクシズ”パワースポット(前編)


静岡県の”オクシズ”をご存知でしょうか?
静岡県民でも詳しく知らない方がいるかもしれません。

 

オクシズとは静岡市内の豊かな自然の残る山間の地域です。
そこでは今でも、ゆったりとした時間の中で、昔ながらの生活が営まれています。
また地域特有の風習や文化、棚田や茶畑など美しい景観が今も多く残っています。

今回はそんな魅力溢れる”オクシズ”の癒しのパワースポットをご紹介します!

 

 

●魅力あふれるオクシズの名所「聖一国師(しょういちこくし)の生家」

 

「聖一国師の生家」があるのは静岡駅から車で約1時間、静岡市内を流れる藁科川上流の静かな山里栃沢。小鳥のさえずりが心地よく、のんびりとした時間が流れています。

 

聖一国師は1202年、現在の静岡市葵区栃沢にある米沢家に生まれた鎌倉時代の名僧。米沢家で5歳になるまで過ごしました。
その後、久能寺(現在の久能山東照宮の近くに所在)にて13年間研学修道に専念し、国内のお寺を回りましたが、宋(中国)に渡って仏教の奥義を究め悟りの道を体得したいと留学を決意。

1235年、宋へ渡り禅宗の修行に励み、帰国後は京都に東福寺を創建しました。


●聖一国師は静岡茶の始祖?

 

聖一国師が帰国後に故郷の栃沢に立ち寄った時、中国から持ち帰ったお茶の実を、山を挟んで隣り合う村・足久保にまいたことから、静岡で茶の栽培が始まったと伝えられています。

 

中国で茶の栽培法や利用法を学んだ聖一国師は、この地が茶の栽培に適していることを見抜いたのでしょうか。

筆者はお茶が大好きなので、静岡茶の始祖と称される聖一国師には感謝しかありません!

 

現在、生家の庭には立派なお茶畑があり、そこで取れたお茶は「聖一国師 幻のお茶 伝説の彩」として販売されています。

 

このお茶は、公益財団法人世界緑茶協会が島田市で開催した「世界緑茶コンテスト」で栄えある最高金賞を獲得。
また韓国済州島で行われた、世界茶連合会主催の国際的茶品評会「第10回国際名茶品評会」でも、金賞を獲得しました。

お茶好きの方にはぜひ飲んでいただきたい逸品です。
御利益があるかもしれませんよ!


また、生家の近くには枝垂れ桜があります。

 

残念ながら取材時にはまだ咲いていませんでしたが、例年3月下旬~4月上旬に満開を迎えます。
高さ約20メートル、枝張り17メートルのとても立派な桜なので、桜の咲くタイミングに訪れるのもおススメです!


●聖一国師には疫病を封じたという逸話も!

 

お茶の始祖と紹介した聖一国師ですが、実は疫病を封じたという逸話も残っています。

1241年(仁治二年)、博多で疫病が流行した際に、聖一国師が町民の担いだ施餓鬼棚(せがきだな)に乗って聖水をまきながら街を清めてまわり、疫病を収めたといわれています。
一説にはこれが博多祇園山笠の始まりだとも言われています。


その逸話にならい昨年7月には、新型コロナウイルス感染症の早期収束を願って、米沢家の泉からくみ上げた「清い水」をまく行事が静岡市役所静岡庁舎前で行われました。

新型コロナウイルス感染症に関しては、まだまだ全国的に油断できない日々が続いていますが、筆者も収束を願って、再び聖一国師の生家を訪れたいと思います!

 

ライター情報:フォトグラファー K&K Photography

静岡県浜松市在住。「美しい日本を世界へ」をテーマに活動しているフォトグラファー。
日本の美しさを国内外に広めるために日々奮闘中。
 

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