SPORTS TOPICS 今注目の健康スポーツ!羽立工業・松浦さんに聞く 「ノルディックウォーキングの始め方」 2015.11.12

写真提供:羽立工業(株)

近年注目を集めてきた新たな健康スポーツ「ノルディックウォーキング」。スキーのストックのようなポールで地面を突きながら歩くウォーキングの一種ですが、通常のウォーキングと比べ、非常に大きな健康効果があるそうです。そこで今回は、静岡県内でノルディックウォーキングの普及に努力し、インストラクターも務めている羽立工業(株)の松浦伸行さんに、その魅力や始め方について聞いてみました。

「ノルディックウォーキング」は1997年にフィンランドで正式に生まれ、スキー文化が定着しているヨーロッパで広まりました。一方、日本ではなかなか普及が進まない中、2009年に「全日本ノルディック・ウォーク連盟」が設立。ここで高齢者をはじめ日本人に適した楽な歩き方が開発され、近年の健康志向にもピッタリということで急速に普及してきました。

羽立工業(株)では、このノルディックウォーキングのポールなどを生産するかたわら、イベント等を通じて、ノルディックウォーキングの魅力を広める活動をしています。

それでは、まずはノルディックウォーキングのメリットについて聞いてみましょう。

ノルディックウォーキング・インストラクターの資格を持つ羽立工業(株)の松浦伸行さん。イベントも数多く主催し、普及活動に努めている

 

【ノルディックウォーキングのここがオススメ】

・上半身も使う全身運動なので、カロリー消費量が平均20%アップ

・運動強度は上がるのに逆に体重負荷は軽くなり、膝・腰への負担が軽減

・普通に歩くよりも1.2倍ほど速く歩ける爽快感

・ポールに押し出されるので歩幅も約1.2倍に。大股で歩くことの健康効果

・ポールの支えにより、つねに良い姿勢で歩きやすい

・上達してくればハードなウォーキングに移行し、より体力の向上が図れる

 

カロリー消費は上がるのに、楽に長時間歩き続けられる。運動習慣がない人や膝に不安がある人も始めやすく、全身に刺激を与えられる。加えて、姿勢矯正効果があるので、モデルのようにきれいに歩けるようになる……などなど良いことずくめのようですね。

大股で歩くと股関節や骨盤がよく動くので、これも大きなポイント。骨盤周りが緩むと腰痛やO脚になりやすいのですが、大股で歩けば骨盤周りのインナーマッスルが自然に鍛えられ、姿勢が良くなるのと合わせて体幹がしっかりするそうです。これも間接的に、老化や病気の予防につながると考えられています。

ここまで読んで「ちょっとやってみたいな」と思った人も多いのではないでしょうか。そこで、ノルディックウォーキングの始め方について、引き続き松浦さんに聞いてみました。

 

【ノルディックウォーキングの始め方】

・用具=まずはポールとシューズを用意する

ポールは大きめのスポーツ用品店ならほぼ売っているようです。初心者なら1万円前後の普及モデルを買うのがオススメ。

シューズは、一般的なウォーキングシューズでOK。できるだけ足の保護効果がしっかりしたものを選びましょう。

あとは動きやすい服装さえあれば大丈夫。できれば汗でベタつかない素材の服が望ましいです。

 


男性向けと女性向け(左)の本格的なスタイル。
服装にもこだわったほうが、スポーティなイメージが高まって逆に恥ずかしさを軽減できるとのこと

 

・その他のオススメグッズ

グローブ:手の保護や防寒のために

ウェストポーチ:こまめな水分補給が欠かせないので、ペットボトル等が取り出しやすいものがオススメ

アームカバー:紫外線対策のために

 


その他のオススメグッズ。一番下はポール用のケース、その上が専用グローブ、左上はペットボトル用のポケットが付いたウェストポーチ。右上は靴底がラウンドした形状になっていて大股で歩きやすくなっているウォーキングシューズ
 

・場所=まず近所の道や公園から

場所はどこでもOK。公園など一般的なお散歩コースから始めて構いませんが、人の多いところではポールを誰かに当ててしまわないように注意が必要です。

慣れてきたら軽いトレッキングに挑戦するのもいいですね。

 

最初はまず近所の道からということで、会社近くの浜名湖畔を歩く松浦さん。景色の良いところを歩けば楽しさも増す

 

・技術=まずはディフェンシブスタイルから
技術については、こちらのサイトを参照してください。
歩き方は大きく分けてアグレッシブスタイル(ヨーロピアンスタイル)とディフェンシブスタイル(ジャパニーズスタイル)があります。初心者はまずはディフェンシブスタイルから挑戦してみましょう。

またイベント等に参加すると、インストラクターが基本から教えてくれます。


というわけで、難しいことは何もありません。ポールと靴さえあれば、ノルディックウォーキングは今日からでも始められます。

「正直言うと、初めの頃はポールを持って近所を歩くのが恥ずかしいという声をよく聞きました。でも今は逆に、ポールを持って歩いていると『あ、あれだよね。いいんだってね』と聞かれることが多くなってきましたよ」と松浦さん。

そう。今なら恥ずかしいというより、むしろ先取り感を味わえます。そのためか、杖と間違われないようショッキングカラーなど明るい色のポールを選ぶ人も多いそうです。


ノルディックウォーキング用のポールは、
明るいショッキングカラーを選ぶのがオススメ。予算は1万円前後

 

いかがでしたか? 老若男女、幅広く親しめそうなスポーツですね。
体験参加するとポールを貸してくれるイベントも多いそうなので、まずはそこからスタートするのも良いかもしれませんね。
海あり山あり、気候も景色も良い静岡県は、ノルディックウォーキングにも最適。
ぜひみなさん、静岡県でノルディックウォーキングに挑戦してみてください!

 

 
 

"TSUKAI" SPORTS スポーツで痛快!静岡県はスポーツ王国

一覧を見る